デザイナーの想い

- 2003年よりパリ プルミェルクラスに参加。パリ16区のFrank et Fils など、ヨーロッパ、ニューヨークの帽子専門店、セレクトショップを顧客として持つ。
帽子は「楽しいけど難しい。」と、よく言われます。実際、帽子は顔のそばにくるものなので、ファッションアイテムとして結構目立ちます。
そのために、被り手が意識しすぎて見る人に不自然だと思われたり、あるいは帽子だけが目立っているという、ファッションとしての逆効果が起こり易いアイテムなのかもしれません。
私は被っていることを被り手に意識させない、快い帽子を作りたいと思っています。
できるだけ軽く柔らかく、デザイン的にも主張しすぎず、被り手の個性をうまく引き出すような帽子を作りたいと考えています。上質で控えめなおしゃれが、大人のエレガントなおしゃれだと思っています。
奇抜なデザインで他との違いを表現するのは、わかり易いのですが、控えめに、しかし明確に作り手の意図を表現するのは、なかなか難しいところがあります。
私がデザインして、パターンを作る時に、まずポイントをおくのは帽子のラインの美しさです。クラウンとブリムのバランス、顔にかかるブリムラインが、エレガントな雰囲気をかもし出すよう、また、ユニークなデザインも奇抜になり過ぎないよう、どこかを抑えて、被り手に違和感を感じさせないよう全体にまとめるようにしています。これらの要素は、微妙な違いで平凡になったり、私の意図するところから大きくズレてしまったりします。
最も被り手を美しく見せてくれる帽子のラインというものを常に意識してデザインしていますが、その絶妙なバランスやラインを正確に形にするのは、正確なそして生地に優しい縫製技術です。
柔らかい生地で正確に帽子を縫製するには高度な技術が必要です。神経を研ぎ澄まして作ったデザインも、生地を伸ばして縫ったりすれば台無しです。
つまり、正確な縫製というものはデザインの重要な一部なのです。きめ細やかな神経を使って縫製されたものは、しっかりした存在感を表現し、優しい上質感をかもし出しています。maybe Meiの縫製チームは、縫製を単なる作業としてでなく、デザインを具体化する大事な最終仕上げであると考えています。
2003年からパリPremiere Classeに参加して、パリ16区の百貨店Franck et Filsなど、ヨーロッパ、NYのセレクトショップ、帽子専門店の顧客を得ました。
その展示会でも注目されたのは、帽形のラインの美しさ、気負わずに被れるユニークな形、それと縫製の美しさでした。
それらは私や縫製チームが常に意識して表現したいと思っているところです。
2006年6月には、京都にオンリーショップをオープンしました。すでに多くの方々に気に入っていただき、リピーターのお客様も増え続けております。
是非皆さんにもmaybe Meiの「なんとなく、他とは違う。」という雰囲気を味わっていただきたいです。ナチュラルに楽しめる帽子をきっと見つけていただけると思います。


